産後クライシス

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・日常のやりとりから、すぐ喧嘩になってしまう
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・関係性をより良くする智慧を知りたい
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関係性が上手くいかなくなるのはどんな時?

このところ個別相談をたくさんいただいています。
 
それぞれのご夫婦に起きている具体的な事例は様々ですが、
「これだけ色々な出来事があったら関係性が落ち着く暇がなかったでしょうね」
と思う例が少なくありません。
 
関係性は、家族に起きる様々な出来事でその都度変化していきます。
出産、転居、就職、転職、退職、病気、進学等々・・・

数年の間に2つも3つも起きているケースもあります。
特に「出産、転居、転職」などは短い年数の間で集中しますし、ご相談も多いように感じます。
 
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関係性が変化すること自体は悪いことではありません。
しかし、「今まで上手くいっていたやり方」では急にバランスがとれなくなったり
新たな役割が発生したり、また逆に役割が不要になったり
家庭の雰囲気、空気感が変わったりします。
 
例えば「通勤時間が増えた」という1つを取ってみても、空気感が変わるのは想像しやすいですよね。
 
そして、この変化は「目に見えない」のですが、家族間の空気に紛れ込んで、抗いがたい力を感じたりします。
 
実は、我が家も「進学&引越し」で、関係性の変化を感じています。
まあ、私はこの分野の専門家なので「うわー変化来たよ!うわうわ~」などと心の中で叫んでいますが(笑)
普通は自覚がないまま変化が進行していくと思います。
 
何が言いたいかというと、「関係性ってそんなものなんですよ」ということです。
恐らく、ほとんどの方が、結婚前に創り上げた関係性を維持しているつもり(もしくは維持したいと思っている)でも変化していくものなのです。
そして、たとえ上手く行かなくなったとしても、ご自身やパートナーを「自分が悪い」「相手が悪い」などと責める必要はないんです。
 

私はこの【関係性とはそういうものだ】という知識が世の中に圧倒的に不足していると痛感しています。
 
【寒い雨風の日に傘を差さずに濡れると風邪を引きやすい】と同じように
関係性に関して「どういう状況だと何が起きるのか」をまず知っていたら予防ができますよね。
 
そして、【風邪を引いてしまったら「薬を飲む」「医者に行く」「早く休む」】のように
「関係性がギスギスしてきたら何をすべきなのか」も知っておきたいですよね。
 
各家庭に1冊置かれている「家庭の医学」のように、
各家庭に関係性の智慧を知っていただけたらいいなあと思いながら、日々活動しています。
 
 

ドラマの主人公にはアドバイスできるのに

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メロドラマ(うう…死語ですね(^_^;))を見ながら、
「どうして素直に自分の気持ちを言わないの!あーあバカだなあ」
なんてテレビに向かってつぶやいたりしませんか?

ドラマを見ていると、そこで起きていること、起きようとしていること、
主人公が本当は何をしたら恋が成就するかがよーくわかりますよね。

それは、カメラのアングルが「二人の外側から二人に向けて」だから。
 
もしも、常に主人公の目線からしか撮影されなかったら、
主人公の立場や利害から見えるものしか映しだされません。

「外から二人を見る」
実は、ここに夫婦やカップルの関係を円滑にするコツが隠れています。

自分の目玉を取り出して、自分と相手の双方が視界に入るように見るんです。

これができるようになると、「今、何が起きているのか」「何をすべきか」がわかります。

コーチングではこの「外から自分たちを見る」を体験してもらうことがよくあります。
普段、そんな視点を持つことはありませんから、人によってはものすごいインパクトがあるようです。
(パートナーと一緒にセッションを受けなくても体験できますので、ご興味ある方は個別相談でぜひどうぞ。) 


折りしも、昨日から産後クライシスを取り扱ったドラマがスタートしましたね。
まだ録画を見ていないのですが、コーチ目線で見たら何を感じるだろうと楽しみにしています。
機会があったらレポートしてみちゃいましょうか。




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産後クライシスの最初の亀裂

「男性の多くが結婚生活に幸せを感じられないでいる」という内容の記事でTwitterがにぎわっていました。

夫婦に子供が生まれると、男性は必要とされず大切にもされず、家庭は居心地の良い場所ではなくなるのだといった内容です。

「なるほど、こうして産後クライシスは起きていくのか」ということが男性側の視点で描かれているように思いました。

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恐らく最初の溝の発生は

子供が生まれると、赤ん坊や幼い子供は母親を特に必要とします。その時点で女性には子供から「必要とされている」実感がありますから、男性からの「大切にされている」実感は必要不可欠なものではなくなり、あるにこしたことはないけど別になくても構わないものに格下げされます。

という部分で起きていると思われます。

「女性が子供から必要とされている」のは、その通りだと思います。
(まあ、子供が求めているのは「親」であり「女親」ではないと思いますが。)

だからといって、パートナーからの「大切にされている実感」が必要不可欠なものでなくなるかというと、恐らくこれは間逆で、この時ほどパートナーからの「大切にされている実感」が必要な時期はないのではないかと思います。

この時期、子どもの世話をする親は、ものすごいスピードで全エネルギーと全時間を子供に奪われます。
自分の遊びの時間やキャリアの時間、もっというと「睡眠、食事、排泄」といった生命を維持する時間さえも犠牲にして子供の世話にどっぷりになります。

そして、こんなにも身を粉にして尽くしているのに、ほとんどの場合、それを労ってくれる人はいないのです。

こんなとき、パートナーからの「あなたは大切な存在だ」というメッセージを受け取ることができたら、どんなに心強いことでしょうか。

しかし、残念ながら、夫側はこの妻のHELP!に気づかないか、大したことがないと判断して、この時期をやり過ごしてしまうのではないでしょうか。

その結果、妻の夫への愛情が激減する。
「夫を愛していると実感すると答える妻の割合が3割」という調査結果にもつながります。

 
ところで、 夫側が妻のHELPをやり過ごしてしまうのはどうしてなのでしょう?

●時間が流れるスピードがものすごく早い

 子供が生まれたとたん、世話をする親は、濁流にでも投げ込まれたかのような生活になります。
 ここでの時間は待ったなし。やらなければいけないことは山ほどなのに一日24時間は変わらず。
 このスピードは、「子どもの世話」という乗り物に一緒に乗るか、体験するのが一番で、頭で想像するだけではなかなか理解できません。

●「優先すべきもの」「大切なもの」の変化が起きていることに気がつかない

 子供が生まれてからの生活は、「何をもっとも重要視するか」の基準が夫婦二人だけの生活とは変わります。
 これは「世話をする親」だけでなく、「親」であれば変化が起こっているはずです。
 (「世話をする親」は「親」の代表として世話をしているに過ぎないからです。)
 しかしながら、「世話をする親」の役割を取らないと、そのことに自覚的になれないことがあります。
 その場合、夫婦二人だけの時と同じ価値観、優先順位、重要度で物事を考え、推し進めようとしてしまいます。


HELPを出したい妻側もあまりの変化の大きさとスピードに戸惑い、「どうやってHELPを出したらいいかわからない、わかりやすくHELPを出せない」といった問題もあると思います。

夫側、妻側、どちらが正しくてどちらが間違っているということではありませんし、当然、どちらかが一方的に悪いということでもありません。
関係性は相互に影響しあうものです。
そして、どちらも「相手から大切に思われたい」と願っているはずです。

関係性は物語が第一章、第二章と進んでいくように、変化していきます。
コーチングでは、この変化を認識し、次の章をどのように二人で綴っていくかを話し合います。

掛け違えたボタンをもう一度解いて結びなおす方法はあります。
もう一度、お互い向き合ってみてはいかがでしょうか。





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出産祝いに「産後クライシス」を贈ったご夫婦のその後

先日、8ヶ月の赤ちゃんの父親でもある知人から
「そうそう、平田さん・・・」と話かけられました。

「前に本をもらったじゃないですか」

以前、彼の奥様が出産されたと聞いて、
私は「二人で読んでね」と「(009)産後クライシス (ポプラ新書) [新書]」を
彼に贈ってあったのです。





「あの本、僕が先に読んでから彼女に渡したんですけどね、
あれから内容、すっかり忘れちゃってたんです。
そしたらこの前、彼女がバン!!ってあの本を机に叩きつけて
『これ、ちゃんと読みなさいっ!!!』って」 


「産後クライシス」という事象が夫婦の共通認識になっていたこと 、
そして、彼女が「今の私の状況、わかってよ!」のメッセージとして
本を使えたことに、ちょっと安堵しました。

恐らく、産後の妻がイライラしていても
「何機嫌悪いの?」と悪気なく思っている夫にとっては、
そこに起きていることを理解するのに時間とエネルギーを使うことになるでしょう。
(最悪「面倒くさい」で時間すら割かない夫もいるでしょう、残念ながら。)

彼は営業職ですが、今、自分の裁量で自宅にいられる時間は、自宅で仕事をしているそうです。

産後クライシスを回避した夫婦に見られる特徴とは

昨日は、離婚の時期で最も多いのが「産後まもなく」であることをお伝えしました。

最も多いのは「産後まもなく離婚した夫婦」

生活スタイルや女性の自立などが先行する米国でも、
「最初の子供の誕生」が結婚生活の不満や離婚に至る大きな出来事のようです。

ある研究では、
第1子出産後の夫婦に調査を行ったところ、
67%の夫婦が「結婚生活に不満を抱くようになった」と答えました。
しかし、残りの33%は結婚生活に不満を抱かず、
かつその半数が「かえって満足度が上がった」と答えたそうです。


(これ、日本の調査の「夫を愛していると実感する」の34%と
ざっくり近いですね。)

この「第1子誕生後、満足度が上がった夫婦」についてさらに調査したところ、
全員が「相手の人生の領域についての詳しい情報」を持っており、
二人の間に「強固な友情の基盤ができていた」ことがわかりました。

「うちはもう手遅れ。産後から数年経っていて、未だにクライシスだし・・・」

そう諦めてしまうのは早過ぎます。
ここから変化を起こすことができたら、必ず関係は改善していきます。 




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最も多いのは「産後まもなく離婚した夫婦」

今、ちょっと話題になっている「産後クライシス」(ポプラ社)。

この本のきっかけとなったベネッセ次世代育成研究所の調査については
以前、別のブログで触れたことがあります。

要約すると、

妊娠中は、夫も妻も「愛していると実感する」のは74.3%なのに、
出産を境に「夫を愛していると実感する」妻の割合は大きく減少していき、
子どもが0歳の時は45.5%。
1歳の時は36.8%、
2歳の時は、さらに下がって34%となる。

という調査結果ですね。

これについては既知の事実だったのですが、本を読んで一番衝撃的だったのは
子供が何歳の時に離婚したか。
なんと「0歳~2歳」が最も多く、全体の3割を占めているとか。

いくつかの調査結果からの推定値ということですが、
でも実感があります。

私の周りのシングルマザー。
子供が1歳の時に離婚した人。
2歳の時の人。
現在、離婚調停中の男性、別居時のお子さんの年齢2歳・・・。

出産により家族が増えると、夫婦の関係性は新しい章を迎えます。
良くも悪くも、これまでの物語どおりではいかなくなるのですが、これ程までに多いとは・・・。

ところで、この産後クライシスを乗り越えた夫婦についての調査結果が手元にあったのに
うっかり見落としておりました。

この内容については次回。




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