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私はコーチの仕事と並行して企業研修の講師もしているのですが、ここ数年、キャリアデザイン研修を数多く担当しています。

キャリアデザイン研修では、「自分はどんな特性を持っているのか」「どんな願いがあるのか」など、自身の掘り下げをした後、これからの人生の青写真を描いていただきます。
もちろん、描いたとおりに未来が進行するわけはないのですが、仮置きであっても、この先のいろいろな「こうなったらいいな」が可視化されるわけです。

そして、この研修の最後に、私がいつも受講者の皆さんにお伝えすることがあります。
それは、

「パートナーがいらっしゃる方は、ぜひ今日描いたキャリアデザインシートをパートナーと共有してください」

ということ。

これには理由があります。

まず、これは夫側に多いと感じているのですが、自分のキャリアについては真剣に考えていても、「パートナーにも同じようにキャリアというものがあり、そこに願いや不安を感じている」ということがすっぽり抜け落ちていることが多いからです。
(ここで言うキャリアとは、資格とか肩書ではなく、人生での活動や経験をひっくるめた大きな意味でのキャリアです。人生での経験の積み重ねですね。)

「私も仕事を続けていきたいと思っているよ、まだまだ身につけたいこと、経験してみたいことあるんだよ!」ということを口頭で伝えるよりも、「見える化」されたものがある方が断然インパクトがあります。

次に、「子どもは何人欲しい」「マイホームはどうする?」など、ライフイベントについての願いや意見を、早目にすり合わせることができるからです。

また、本来、お互いの「何のために働くのか」ということや、「仕事を通じて実現したいこと」などを共有しておくことは非常に大切なのですが、いきなりこの話題をパートナーに振るのには抵抗があると思います。
でもキャリアデザインシートがあれば「この前、研修でこんなの描いたんだよね」と言いながら軽いタッチで深い話題の入り口を潜り抜けることができます。

もしも、キャリアデザインシートを描くようなことがあったら、ぜひそのチャンスを逃さず、有効活用してくださいね。


(注)結婚も出産も働くことも個人の自由意志を尊重すべきであり、それらを推奨するものではありません。
「実は早々に仕事を辞めて子育てに専念したいの」も、その人が望むのであれば大事な選択肢の1つであり、そういったことを自分の中で明確にし、パートナーと共有するためにもキャリアデザインシートを描くような機会は大切だと思っています。



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