ワシントン大学名誉教授のジョン・ゴットマン博士は、40年間、3000組以上の夫婦・カップルを調査研究し、離婚を予測させる夫婦にはいくつかのサインがあることを見つけ出しました。

その中の1つが非難」「侮辱」「防御」「逃避」という4つの毒素

今日はその中の「侮辱」についてお話したいと思います。


◆侮辱

「侮辱」は「非難」のもっとひどい人格攻撃。相手を見下す感じです。
 
バカにする、見下す、皮肉を言う、相手の品性を疑う、
自分は相手と同じような(低い)レベルではない
相手は自分と同じ(高い)レベルではない 等々


<例1>

(夕飯を家で食べないと連絡せずに外食を済ませて帰ってきた夫に対し)
 
「『夕飯いらない』ってなんで私に連絡しないの?
 連絡なければ私が作るってわかってるでしょ?
 あなた物事を予測するってことできないの?
 頭悪いんじゃないの?
 会社でもそんな風に仕事してるの?
 部下は気の毒だわ。」

<例2>

(共働きの妻からの「もう少し家事・育児を担当して欲しい」という要請に対して)

「『私も働いているんだから」だって?
 その程度の稼ぎで仕事してるって言わないで欲しいな。
 これ先増えるって?
 これ以上続けたって君が稼げるようになるとは思えない。」


発言する方としては非難も侮辱もそれ程気にせず発言してしまっていると思います。
が、言われる側としては、明らかに「非難」と「侮辱」は痛さが異なりますね。
(あくまでも個人の感想ですが。)

「実はそんな風に思っていたんだ」
「自分は信用されていないんだ」って思います。

そして、「非難」より「侮辱」の方が、明らかに回復が遅いです。
引きずります。

医学的には、互いに侮辱しあっている夫婦は、他の夫婦より