「妻が箸をテーブルに持ってくるのを忘れた」ことがきっかけで大ゲンカに発展してしまったご夫婦の話がTwitterで話題になっていました。

(下記リンク先より連続ツイートが読めます。)



「箸が来る前にご飯が来ることが無理」(そして自分で箸を取りには行かない)という夫さんのマイルール、そして「毎日やっていることを忘れるなんておかしい」という主張は、本人にとっては当たり前かもしれませんが、他の人にとっても同じように当たり前ではありませんよね。

「自分は正しい、お前が間違っている」という姿勢にはまり込んでしまうと、対立はますますヒートアップして、暴力的な言葉や行為により二人の関係も壊していきます。

で、ちょっと思ったのは、この夫さんは、どうしてそこまで「箸が来る前にご飯が来ることが無理」なのかということ。
「ご飯があるのに箸が用意されていない」ということが引き金になって、どんな感情が引き起こされているのか、また、その感情の奥にある「満たされなかったニーズ」とは一体何なのか、ということです。

もちろん、これは夫さん本人にしかわかりません。
そして、恐らくご本人も明確にはわかっていないんじゃないでしょうか。

夫さん本人にとって、このマイルールが本当に大切なものであるならば、どうしてそこまで大切に思うのか、それによって自分の何が満たされるのか、それはどのような経緯でできあがった感覚なのかを、パートナーに冷静にわかりやすく説明できたらいいなと思います。

そのためには、自分の感情やニーズをしっかり掘り下げる必要があります。
今回のケースでは「箸」なので、恐らく育った家庭での両親の関係や両親と自分の関係が密接に絡んでいるように思います。
また、箸が置かれていなかっただけでこれほどまでヒートアップしてしまった背景として、現在のパートナーとの関係性や、もしかしたら仕事での人間関係でも、同じ「満たされない何か」を刺激され続けていた可能性もあると思っています。

一方で、妻さんは、夫さんからマイルールの大切さやそれが形成された経緯などを聞くことによって、「夫さんにとってマイルールがどれだけ大事かがわかった」というところまでいけたらいいなと思います。ただし、ここで注意点としては、「夫さんにとってマイルールが大事だということがわかった」止まりで十分で、「だからあなたのルール通りに私は行動するね」まで行かなくていいということです。

そして、二人の間に、譲れるものがあるのであれば、夫さんのマイルールを一方的に妻が飲むのではなく、二人がそれぞれ歩み寄り、落としどころを見つけられたらいいなと思います。

もちろん、話を聞き合うのは二人が落ち着いて、そして夫さんが自分の気持ちと向き合ってからになりますが、お箸は頻繁に使うので、どこかで話し合っておかないとまた同じことが繰り返される予感がします。

妻さんが家出している間に、どうか夫さんが自分の気持ちと向き合っていますように。




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