出産後、自分を取り巻く状況が劇的に変わっているのに、仕事で忙しい相手に遠慮して、なかなか「手伝って」と言えない-
そんな記事を読みました。

産後からの夫婦関係における「気遣い」と「遠慮」のさじ加減(mamapicks.jp)

この記事を読みながら、「ああ、そうそうそう。ずっとこうやって『私』と『あなた』の視点で考えちゃってたな」とつくづく思いました。

相手のことを思うからこそ、自分の声を引っ込めて遠慮してしまう。

今思えば「そんな遠慮が夫婦関係にギャップをもたらしてしまう」と筆者さんも書かれていますが、その時はその時でたぶん一生懸命だったんですよね。
初めての子育てでわけも分からない状態の中で必至になって考えて、その時できる最善の選択をされたんだと思います。
なので、この遠慮が「良い」とか「悪い」とか言うつもりはなく。

ただ、「私」「あなた」視点に「私たち」という視点を加えたら、どうなるのかな?と考えてみました。

自分は命を削りながら出産をし、育児をしている。
赤子は眠らない。夜泣きもする。休む暇もない。
でも、夫も仕事で疲れている。
少なくとも今自分は働いてお金を稼ぐことはできない。
今、家計を支えているのは紛れもなく「夫」だ。
眠っている夫を起こすようなことがあったりしてはいけない。
迷惑をかけてはいけない。

先の記事での「私」の声を要約するとこんな感じでしょうか。

夫さんは夫さんで、
もっと家族と一緒にいたいけど時間が無い。
家族が増えたし、もっと稼がなくちゃ。
きっと妻も大変だろうけど、声をかける余裕すらない。
妻も子供の相手ばかりで、話してくれない。
そういえば家も結構散らかってるな。
いや、でも、もう無理なんだよ。

もしかしたら、こんな声があったのかもしれません。(完全に創作してます。)

関係性のコーチングでは、「個人個人の声が関係性という1つの生き物の声である」という考え方を取ります。

お互いの声を聞き合うことで、「夫婦」というチームが今、どんなことを感じているのか、チームに何が起きているのかを把握することができるんですね。

ところで、お互いの声を共有せず、今、自分たちに何が起きているのかを知らないというのは、どんなインパクトをもたらすのでしょう。

「関係性という1つの生き物」を仮に1人の人間に例えたとします。
右手が怪我して出血してしまいました。しかし、その情報が身体の他の部分に知らされないために、足は絆創膏を取りに動くことをしません。
1つの生き物の中で何が起きているかが周知されないということを極端に言うと、こんな感じです。

「何だ、それ早く言ってよ。大変なことが起きてるじゃないよ。知らなかったよ。」
そんな声も聞こえてきそうです。

今、チームに起きている事を二人がしっかりと見ることができたら、「どうしたい」という願いが出てくるものです。
たとえ、長時間労働そのものや夜泣き対応の役割が変わらなかったとしても、二人の関係性の質は、何も共有しなかったケースとは違うはずです。

どうか、お二人で、自分の周りの状況を共有し、自分たちに何が起きているのかを「私たち」の視点で見るクセをつけていただけたらと思います。


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