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前回は、受験を通して子供との関係性がどのように変わったか、そして私が気をつけたポイントをお伝えしました。


今回は、夫との関係性について、気をつけた点と変化した点をお話したいと思います。


(1)「経験者/未経験者」のパワーバランスについて

中学受験経験者は私だけで、夫は周りにも中学受験経験者はいませんでした。
また、夫は地方出身ということもあり、「私立は公立へ行けない子が行くもの」というイメージがありました。

このような背景から、受験生活が始まったら夫と私の間で「経験者>未経験者」という力関係ができてしまうのではないかという懸念が当初ありました。

しかしながら、「肝心なのは大学での学びで、そのために高校でどれだけその準備をするかが大事」という点で二人とも一致していましたし、そもそも夫の私の学歴(御三家出身)への敬意なんて無いに等しく、このパワーバランスは問題にもなりませんでした。

(2)情報格差によるパワーバランスについて

経験の有無による力関係はバランスを崩さなかったものの、情報量としてはどうしても「経験者>未経験者」となってしまいます。
ですので、夫への情報の伝達についてはかなり意識して行ないました。
毎晩の子供の様子の報告はもちろんのこと、週末に開催される塾の保護者会には二人で参加しました。
夫も自分でいろいろと情報を集めたり、自分の考えを整理したりしてくれていたようです。

(3)役割分担について

私は自営業であり、あらかじめ予定を立てておけば時間が自由になりますので、塾へのお迎えや弁当、模試の付き添い、学校説明会への参加など、受験のフォローは主に私が担当しました。

ただ、常に意識したのは「役割は人ではない。【何が何でも私が】とは思わない」ということでした。
仕事の都合でお弁当が作れないときは子供に購入してもらったり、
模試への同行が不可能な時や午前午後とダブルヘッダーの時は夫に担当してもらいました。

また、我が家のモットーとして「受験は家族というチームで進める」というものがありました。
そのため、有力志望校については夫も足を運んだり、塾の面談も家族3人で臨んだりしました。
重要な項目については必ず家族で意見交換をしました。

(4)価値観のすり合わせからお互いの理解へ

「子供にどのような体験をさせたいか、どのような教育を受けさせたいか」
これらには、自分たち自身の価値観が大きく反映されます

お互い、異なる家庭環境で育ってきましたから、必ずしも価値観が一致するとは限りません。
その前提で、お互いがどのように思っているかは、ずいぶん話し合いをしました。

また、そのように考えるに至った自分の体験もシェアしあいました。
私にとっては初めて聴く話も多く、このプロセスが何よりも豊かな時間になりました。
おかげで夫について、受験前よりも詳しくなりましたし、信頼も増しました。


家族や夫婦という関係は、出産、進学、転居、就職・転職など、様々なイベントを機に変化していきます。
私たち夫婦の関係性も、この受験で確実に変化しました。
そして、受験が終わり、今再び変化を始めています。

次の章をどのような物語にするのかは、私たち次第。
じっくりと楽しみながら、私たちなりに綴っていきたいと思っています。


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