夫婦喧嘩が増えたり、関係がギスギスしたりすると「話し合いが足りない」「もっとコミュニケーションを取りましょう」などと、世の中の書籍やアドバイスには書かれていることが多いように思います。

それは正論なのですが、いきなり話し合いをするのは難易度が高いのでおススメしないという話を前回は書きました。
必要なのは、まず「安全で安心して話せる土壌作り」です。

さて、何故これが大事なのでしょう?

「結婚生活が上手くいっていない夫婦に何が起きがちなのか」を、
マサチューセッツ工科大学ダニエル・キム教授の「成功の循環モデル」を夫婦版にアレンジして考えてみましょう。

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【結婚生活がうまくいっていない夫婦に起きがちなこと】

例えば、こんなケースを想像してみてください。

「こっちはくたくたで休む間もないのに、
どうして平気で横になってTVを見ていられるんだろう。

洗濯物だって山積み。夕食後の洗い物は手つかず。
私は子どもを追い立ててお風呂に入れて、歯磨きさせて、添い寝して・・・。
どうして言わないと気がつかないんだろう」


本来、二人で築く結婚生活。
協力し合えばもう少し上手くことが運んだり、例え予想外のことが起きても(育児なんてそんなことの連続ですが)、二人で乗り越えた感じがしたり、助け合ったり。
「バタバタしているけどまあまあ満足な結婚生活」を送りたいと思っている方は少なくないですよね。

ところが実際は、上手く協力し合えないどころか、喧嘩が絶えなかったり、ギスギスしたり、そのせいで身体や心を壊したり。
こんな対立の渦中にいると、「そもそも相手が悪い。自分は悪くない」と思い込みやすく、
「関係性の質」はますます悪化します。

「関係性の質」が悪くなると、次に起こるのは「思考の質」の悪化です。

家事育児を背負い込んだ妻は、
「これじゃ、結婚生活を続けている意味がわからないじゃない。」と思いながらも、
「相手に期待するからいけないんだ。もう期待はやめよう。空気だと思おう。」
頑なに自分の殻に入っていきます。

もしくは、早目に帰宅した夫が、ふと、泥んこの子どもの運動靴に気がつきます。
「たまには洗ってみるかな。・・・いや、待てよ、洗っても満足いく仕上がりじゃなかったり、そもそもやり方が違うと、またいろいろ言われるしな。見なかったことにしよう。」

「思考の質」が悪くなると、重要な事実や情報が共有されなかったり、本音での意見交換がされなくなります。

さて、「関係性の質」が悪化し、「思考の質」も悪化すると、次に何が起きるでしょうか。
「行動の質」の悪化です。

妻は、夫の行動にイライラしては聞こえよがしにため息をついてみたりする。
子どもに向かって大声で「もう寝る時間だよ!」と怒鳴ってみたり、
乱暴に洗濯物を畳んだりする。
夫は、家に居辛くなる。無意識に残業をするようになり、帰宅時間が遅くなる。


このような循環で、結婚生活の質は向上するでしょうか?
・・・しませんよね。

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「このままではいけない」と危機感を持った方が「話し合い」をしようと思う、というのがよくある対処方法ではないかと思います。

次回は、この状態で話し合いを行なうとどうなるかについて、引き続き見ていきたいと思います。
 
 


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