約40年にわたり3000組以上の夫婦・カップルを研究してきたジョン・ゴッドマン博士の最近の著書が手に入りました。
ずばり、男性のために書かれた女性とうまく付き合う方法的なものです。

女性の私にとっては当たり前の話が男性にとっては当たり前ではないんだということ、関係性やセクシャルなことも含め男性と女性がこんな風に違うということが研究で明らかになっちゃうんだということがただただ興味深く、ほお~と感心しながら読んでいます。

そして何故ゴットマン博士が男性向けにこの本を書いたのか。

それは、

男性が女性の不満や主張を受け止めると、その夫婦は幸せな関係性が維持されやすく離婚の可能性が減るからです。

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夫「今日はフットサル行ってくるから。」
妻「え?今日は下の子の予防接種だって言ってあったじゃない。上の子の面倒見ててねってお願いしたでしょ?なんでフットサルとか言ってるの?」
夫「毎月第2土曜はフットサルじゃん。そっちこそなんで忘れるんだよ。もう出かけるから。」

妻は怒りで言葉を失ってしまいます。
洗濯をするふりをしてリビングを飛び出しました。
夫はむっとしたままスマホを手に取りますがイライラしたままため息をつきます。

やがて妻がリビングに戻ってきて話をしようとしますが、夫は妻を無視したまま「支度しなくちゃ」と言いながら部屋を出て行ってしまいました。

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ケンカそのものが結婚生活を壊していくわけではありません。
二人の間の溝が広がるのは、ケンカが修復されず、お互い否定的な態度で戦ってしまうときです。

研究データによると、妻の大多数は(夫婦仲が良くない妻でさえ)夫からの意見を受け止め心に留めることで、自分の主張を曲げたり保留したりすることを良しとしています。

一方、男性の65%が口論の際に否定的な態度を増してしまうことが研究により明らかになっています。
上記の事例でも、夫は妻の不満を受け止めたようには見えませんでした。
むしろ、防御の体制をとり、「そっちこそどうして覚えていないの?」と相手に落ち度があるとの主張をしています。

「男性が女性の意見に耳を傾け尊重しようとしなければ、81%の確率で二人は離婚に至る」とゴットマン博士は述べています。


男性が他者の気持ちや主張を受け入れない傾向は子どもの頃から見られます。
男の子がゲームで遊ぶときは、ひたすら「勝つ」ことに集中します。
一緒に遊んでいる友達のことなど考えません。
誰かが途中で傷ついていても、ゲームは続行。勝たなければなりません。

一方、女の子は遊んでいる最中の自分の気持ちやお友達の気持ちがとても大切です。
誰かがとても落ち込んでいたらゲームは途中でストップし、その子の気持ちが落ち着いて元気になるまでゲームは再開されません。

(もちろん、これらは「性別によってそのような傾向がある」というだけで個人差があります。他人の感情に全く気がつかない女性もいますし、逆に他者のことにとても敏感な男性もいます。)

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妻の不満や主張を受け入れられない男性は、わざとそうしているのではなく、恐らく無自覚でしょう。
相手の不満や主張を心に留める(言いなりになるということではありません。一旦受け止めて考えるということです)には、心がけだけでなく、パートナーに興味関心を持つことで訓練できます。
相手の内側にある世界を尊重し、好意や称賛を伝え、つながりを求める呼びかけに応えることを繰り返していくのです。

それはパートナーの不満や主張に自分が屈したということではありません。
むしろ逆です。
パートナーからの大きな尊敬や二人の関係性への影響力を手に入れる道筋になるのです。


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